ひび・あかぎれ情報館手に起こる皮ふ症状を防ぐ、日常の心掛け
手は、日常生活に重要な役割を果たす部位であることから、症状が起きると日常生活に支障をきたすことが多くなります。また、日常生活でのさまざまな刺激を最も受ける部位であり、一旦発症すると完治しにくいので、日頃からの予防がとても大切です。
1.水を使うときの注意(皮ふの脂分が取れ、乾燥する)
- 食器はまとめて洗う
- 手洗いの回数を減らす(脱脂)
- 熱いお湯は使わない(脱脂)
- 濡れた手はやわらかく乾いたタオルで、きれいに水気を拭き取る(冷え+乾燥)
- 水を使用した後はクリーム(医薬品、医薬部外品等)を丁寧に塗り込む
2.洗剤を使うときの注意(皮ふの脂分がさらに取れ、乾燥が酷くなる)
- 洗剤は使用濃度を守って使う
(使用量の目安 手洗い用食器洗剤:従来タイプ1.5mL/1L 濃縮タイプ0.75mL/1L) - 自動食器洗浄機(食洗機)用は洗浄力が強いので、手洗い用には使用しない
- 服を手洗いする場合は衣料用洗剤を表示濃度に薄めて使用する
- 洗剤を使用した後は、流水できれいに洗剤を流す
- 出来るだけゴム手袋などを使用し、直接洗剤に触れる機会を減らす
(ゴム手袋を使うときは、その下に木綿の手袋をつける)
3. 物を扱うときの注意(物理的な刺激等により、乾燥する)
- 水仕事が多いときは、防水手袋を使用する
- 寒く乾燥した中で作業を行うときは、布または革製の手袋を使用する
- 紙類を扱うときは、指サックや絆創膏などで指先を保護する
(指サックは色々な種類があり、自分にあった製品を見つける) - 睡眠前にはクリーム(医薬品、医薬部外品等)を使用し、手袋で保護する