研究開発の仕事

池田模範堂の研究開発とは

“天下無比”これが「MUHI」の由来である。他に比べるものが無いくらいよいものという意味。既にある商品の真似をしても、いずれお客様の心は離れてしまうことを池田模範堂はこれまでの経験でよく分かっている。まだこの世にない「一番手商品」を作り続けることで、100年もの間「MUHI」は、虫さされ薬分野においてお客様の心の特等席をキープしているのだ。

これまで積み上げてきた伝統的なノウハウを土台に、現状に留まることなく、色々な肌の悩みに応える為、日々研究にまい進している。お客様に喜びと感動を届けられる「一番手商品」を作り出すことが研究開発職の使命なのだ。

Mission 1

「一番手商品の種」を見つけ出す

「こんな商品が欲しかった」「治らないと思っていたのに治った」こんな声を聴くためには、人々の中にある、満たされていないニーズを掘り起こす必要がある。ニーズという「一番手商品の種」を見つけ出すことが新商品開発における最初の一歩となる。

日常の様々な出来事に目を向け、集めた情報をチームで出し合い、新商品のアイデアになるかどうかの検討を重ねる。
世の中の人達がどれだけそれを求めているのかを数値化し、ビジネスとしての視点も加味した上でいざ開発に乗り出す。

Mission 2

ニーズをカタチにする

次の段階はニーズを具現化できるかどうかだ。ドラッグストアで売られている一般用医薬品は、配合できる有効成分が限られている。さらに、カタチにするうえでクリアすべき条件が3つある。それは製剤の安全性、薬効、安定性である。
限られた有効成分を組み合わせて、3つを同時に満足させるものを見つけられるかどうかは、研究所員の柔軟な発想力に懸っている。

幾度となく失敗を繰り返し、粘り強く何度も検討を重ねてやっと最良の処方を見つけることができる。「一番手商品を創る」という強い気持ちが、その苦難を乗り越える原動力となるのだ。

Mission 3

“安全且つ効く”こととは

「医薬品」である以上、“安全且つ効く”薬を開発することを志すのは当然である。どれだけ苦労してできた処方であっても、効かない薬や安全性が担保されない商品を世に出すわけにはいかない。「一番手商品」であるが故に、時には開発した製剤の薬効や安全性の評価方法すら解らないことがある。その様な場合には、評価方法の構築も新たな検討課題となる。

文献を読みあさり、症状が発生するメカニズムを調べ、医師や薬学の先生方に意見を仰ぎ、試行錯誤しながら評価方法を見つける。薬効があって安全性にも問題がない、という当たり前のことを実証する為に、並々ならぬ努力と知識が必要となる。

Mission 4

できたモノの良さを的確に伝える

お客様のニーズに応える効き目のある商品が完成しても、それを的確に伝えられなければ、手に取ってもらうことすら叶わない。お客様が商品を買う時、最初に目にするものは商品名とパッケージだ。したがって、パッと見ただけでいかに「私の症状にピッタリの商品だ!」と思わせるかが勝負になる。

症状を分かりやすく伝えるキャッチコピー、ドラッグストアに並べられた時に一際目をひくデザインなどを検討して最高のパッケージを生み出す。製剤設計だけでなく、このような仕事もまた研究職の大事な役割となる。

Mission 5

全社をあげて協働する

商品が発売されるまでには、もう一つ大きな山が待っている。それは工場・営業との連携だ。工場は、これまで研究所がビーカーで開発していた商品を1トン、2トンの単位でも品質と安全性が保たれた状態で造れるかどうかを検討する。営業は、ドラッグストアにたくさん並べてもらえるための戦略を考える。

研究開発が終わっても、工場と営業の仕事をスムーズに進めるために研究所員は情報を提供し、一緒に問題解決に取り組む。部門を超えて全社で協働してようやくお客様に感動を与える商品が世に誕生する。

お客様に喜びと感動を届けられる「一番手商品」を創り出す。お客様に喜びと感動を届けられる「一番手商品」を創り出す。