生産部

生産部ならではの「付加価値」に、挑戦し続ける。

工場の医薬品の製造・充填・包装から設備保全・保守管理、さらには物流まで、あらゆる工程を担う生産部。110名以上の社員が所属し、池田模範堂内でも最大規模となる生産部ならではの「唯一無比のこだわり」をご紹介します。

  • 2024年5月時点
こだわりを語る社員

池田模範堂
生産部 生産物流グループ グループ長
小山 裕樹

2008年入社。研究所OTC第1グループ、研究所開発支援グループを経て、2012年から現在の生産物流グループへ。2023年からはグループ長として、生産管理チームと物流チームのマネジメント業務を担う。

池田模範堂の生産部は「製造」「充填」「包装」「生産支援」「生産物流」といった5つのグループに分かれており、私は「生産物流グループ」のグループ長を担当しています。

生産物流グループは「物流チーム」と「生産管理チーム」の2チームで構成され、物流チームは、製品に使用する原料、チューブやボトルなどの資材を外部から受け入れ、工場内の各工程へ搬送する役割を担っています。また、完成した商品を外部へ搬送するのも物流チームの業務。いわば“工場の玄関”のような役割と言えるかもしれません。

もう一つの生産管理チームは、工場において何を・いつ・いくつ作るのか計画を立て、それに向けて原料や資材を購買する役目を担っています。私はグループ長として、両チームを統括する立場にあります。

「生み出すこと」への挑戦心と、3つの独自ビジョン。

われわれ生産部の「唯一無比のこだわり」は、“生み出すことへの挑戦”にあると思っています。ただいつも通りの作業を行うのではなく、生産部だからこそ生み出すことができるさまざまな価値——つまり、高い効率・高い品質・高い安全性といった「付加価値」を検討し、生み出すことに挑戦しています。

そのためには、自発的で活発な意見交換が欠かせません。実際、生産管理チームでは生産計画を立てるにあたり、肩書きに関係なく「もっとこうした方が効率向上につながるのでは」「こういう方法にすればお客様のご要望を満たせるのでは」といった意見が頻繁に上がります。そうした想いは、生産部全体にも行き届いているように感じています。

また、活発な意見交換は、「じゃあやってみよう」と行動につながり、さらには個人やグループの目標にも広がっていきます。これらの目標は各グループで取り組むべき「行動計画」として掲げられ、年2回の報告会を通じて、活動を共有・ブラッシュアップしています。活発な意見交換から生まれた目標は高い効率・高い品質・高い安全性につながり、生産部としての「付加価値」にもなります。また、意見交換を活発にするための施策として、希望者を募って他グループの業務を体験してもらう研修も行われています。毎年20名前後が希望し、各グループ間での意見交換に貢献しています。

そして、唯一無比のこだわりと合わせて重要視しているのが、生産部独自で掲げている「活人化」「7大責務(PQCDSME)」「風土向上」の3つのビジョンです。

「活人化」とは読んで字のごとく、社員それぞれが仕事にやりがいと責任、誇りを見出し、いきいきと働くこと。生産部は非常に地道な業務が多いのですが、そういった中でも各々の責務を認識し、それを果たすことで、自発性や向上心が芽生えると考えています。

「7大責務(PQCDSME)」は、Productivity(生産性)、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)、Safety(安全性)、Moral(モラル)、Environment(環境)といった生産部が果たすべき7つの責任を示しています。生産部は改善活動も活発に行っていますが、改善によって何が向上したのか、かえっておろそかになった責務はないかを常に評価するよう心掛けています。

最後の「風土向上」は、“公私ともに豊かな人生を送るための環境づくり”と言ってもいいかもしれません。社会人は、1日の大半の時間を会社で過ごすことになります。であれば、ほとんどの方が「仕事の時間はできる限り笑顔で気持ちよく過ごしたい」と考えるのではないでしょうか。そのため、これまでに「あいさつ活動」や普段伝えづらい同僚への感謝を言葉にする「ありがとうメッセージ」といった、さまざまな活動に取り組んできました。

横断型プロジェクトで、生産部内の課題を解決する。

生産部のこだわりやビジョンを体現するためには、グループ長である私自身も日々試行錯誤を続けています。

特に重要だと感じているのは目標管理です。グループ内の社員に個人目標を設定してもらう際は、「なぜその目標が必要なのか」という理由付けを必ず行なうようにしています。そのためにも、じっくり時間をかけて、マンツーマンで向き合うことを心掛けていますね。

近年、生産部ではさまざまな画期的な取り組みが生まれています。各グループが単独では解決しづらい課題を持ち寄り、解決を目指す“横串活動”の一つ「工場体質強化プロジェクト」では、副責任者として積極的に関わってきました。さまざまな活動を行ってきた中でも、「工場計画停止日」は今も継続している活動です。これは、工場の全生産を丸1日停止し、生産中には時間を取ることが難しい設備メンテナンスや、研修・教育などをまとめて行うといったもの。生産活動を完全に止めるのは大変なことですが、それくらい思い切った施策を行うことで、集中的かつ効率的に予定していた業務を進めています。

生産部は、池田模範堂の中でもっとも社員数が多い組織です。だからこそ、絶えずこだわりやビジョンを共有し意思統一を図り、課題を解決してきたことで、非常にまとまりの強い組織でもあると感じています。これからも生産部一丸となり、「生み出すこと」に挑戦し続けていきます。

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